| “イーグルDX”さん、今日は。大鷲飛行隊長です。
貴方が組み立てた、ハセガワの1/72スケールの「旧版」のF―15D/DJ・イーグル戦闘機なのですが、確かに古いキットならではの欠点―機首のカーブ、キャノピーの形状、エアインテーク周辺―などの、問題はあります。
しかしながら、前回もこちらでお話しましたように、廉価な上に組み立て易く、パーツ数も少なめなので、細かい事は気にせずにストレートに組み立てて、1個飛行隊(!!)を揃えたいという向きの方には、「旧版」のF―15J/DJ・イーグル戦闘機のキットの方がお薦めです。何と言っても、「新版」(現在は、J型のみですが)の半分の価格なのですから。
ハセガワ1/72スケールの「旧版」のF―15J・イーグル戦闘機は、映画「ベストガイ」の公開当時、最新のシリアルナンバー(62―8868、72―8883、92―8911)と、水平尾翼・垂直尾翼に付けられた橙色の帯のデカールがセットされた、映画のスペシャル版のキットが、発売されていたのでした。 これは、映画を観てから模型も作ってみようかな、という初心者や年少モデラーの為に旧版が使用されたのです。
水平尾翼・垂直尾翼の橙色の帯は、映画の劇中に於いて、主人公の織田裕二が所属する、千歳基地第2航空団第201飛行隊を二分化して、特別強化訓練を実施した時、織田裕二と東幹久が加わった、“ホークスチーム”の機体を表すものでした。 また、映画「ベストガイ」撮影時には、第201飛行隊のF―15DJ・イーグル戦闘機(82―8066)の水平尾翼・垂直尾翼にも、橙色の帯が塗装されていたのでしたが、どうやらこの機体は、カメラプレーンとして使用されたようでした。
わたしは、“イーグルDX”さんが第3弾に予定しているという、第204飛行隊のF―15J/DJ・イーグル戦闘機にも、期待しております。是非、頑張って下さい。 |