| 821号機さん、こんばんわ。(^^)
件のニュースを見ていないのですが、821号機さんのカキコを読む限り、マスコミのいつも通りのナンセンスに思えます。
米軍と空自のF-15で装備品に差はありますが、能力的な差は少ないと思います。空自の15も導入当初はたらないモノがありましたが、順次改良が施されました。全機というワケではありませんが、それは米軍の15も同じです。
決定的に空自の15に無いものは、IFF(敵味方識別装置)のモード5(暗号化モード)でしょうか。これは他国の勢力圏に侵攻する時に使うものなので、専守防衛の空自では不要とされたものです。導入当初の情報ですが、その後追加されたという話もききませんので、今でもないのではないかと思います。
あと、セントラルコンピュータやレーダーFCS(火気管制装置)のシグナルプロセッサーとか、ソフトウエア次第でどうにでもなる機器もたくさんあります。それらのソフトは年々改良されていますが、経験値の大きい米軍のものと空自のもので違いがあると思います。何がどのくらい違うのかはわかりませんが...。(^^;
それよりも、特定の領域を守ることに特化した空自と、遠方での作戦が主な米軍の運用思想の違いの方が大きいのではないでしょうか。こういったマクロな思想の違いが、戦術の違いにも現れてくると思います。
不幸にも戦争が起きてしまって日本が侵攻されるような場合、しょっぱなはBADGEシステム(日本の防空警戒システム)への攻撃or破壊活動があると思います。が、BADGE-Xになってからは移動サイトもありますし、そうカンタンにはやられないでしょうね。その後の制空権の争いでは、15は頼りになるのではないでしょうか。ここまでの争いに全部負けて上陸戦になったら15はあまり役にたたないと思います。でも、その為にASM2とF-4EJ改やF-1、F-2が居るんだし、そんなになっちゃったらもう15はほとんど居ないですよね。
F-15Eはぜんぜん別のヒコーキなんで、それとの比較でしたらまだわかります。F-15Cとの比較でしたら、「F-15Jが役に立たない」って言った人はただの不勉強だと思います〜。(^^) |