 | 生まれて初めてF15のフライトを見たのが、忘れもしない、昭和
６２年の小牧基地ででした。
当時私は、海上自衛官として小牧の航空管制官過程に入校していて、その日は小牧基地の航空祭でした。
航空祭のお手伝いも終わり、隊舎に向けて行進していると、外来機が一斉に離陸を始めたんです。
F1,F4,T2等の戦闘機がバーナーオンで次々と離陸し、初めて見る
戦闘機のフライトに一人興奮しました。
輸送機も帰投し、静けさが戻った直後、突然滑走路の方から爆音が
聞こえ出しました。
目を滑走路の方に向けると、F15が格納庫の屋根から頭を出したと
同時にアフターバーナー全開で垂直上昇、そして、ローリングしながら雨天の低い雲の中に消えて行きました。
あまりの衝撃に、行進していた１０名の海上自衛官全員が雄たけびを上げ、拳を天に向けていました。
小隊長を無視して…。
その日は、夜遅くまでF15で盛り上がったのは、言うまでもありません。
あれから１５年以上たった今は退官してサラリーマンをしていますが、年に数回航空祭を見に出かけ、楽しんでいます。
その後、F15のダイナミックなフライトは数々拝見しましたが、あの時見た離陸が一番強烈でしたね。
今でも時々、あの光景を思いだし一人でニヤニヤしています。
とりとめも無い話で申し訳ありませんでした。
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