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1982年、その悲劇。 投稿者:大鷲飛行隊長 投稿日:2004/02/26(Thu) 17:20  No.2724   [返信]
 ブルー・インパルス発祥の地・浜松基地で、公開展示飛行の真っ最中だった、B・I所属のT―2が地上に墜落して、パイロットが殉職してしまった事故。まさに悲劇でした。

 何万人の観衆の目前で、TVカメラで撮影している最中に起きたので、事故そのものがショッキングな出来事だったと思います。確かに、“たぐち”さんの書き込みには、わたしも共感しました。その後の、TV・新聞・雑誌(航空雑誌を除く)などのマスコミの反応には、
「ふざけるな!」
 と、思いました。

 常日頃、日本の空と平和と安全を守っている航空自衛隊を
バッシングする資格は、マスコミには無い! と思います。
 確かに、税金で購入した国有財産である、飛行機を失った責任は問われるべきです。調査もせず、原因も不明。責任の所在も決まらないのに、誰も好き好んで、事故を起こした訳では無いのに、ましてや亡くなった方にも家族が居るのに。

 事故から大分経った今でも、世間一般の飛行機大好き人間にとっては、B・Iは、“たぐち”さんの言う通り、確かにヒーローです。ブルーのブの字も知らなかったような者が、非難するのには、相当傷付きます。ふざけるな、と。
 あの時一緒に飛んでいた人も、墜落現場で号泣しながら、機体の破片を回収していた人も同じ人間なのに、よくあんな報道ができるものだと思いました。

 自分が他人の為に何かしていたとして、もしその他人からぞんざいな事を言われたら、わたしならば、生きているのが嫌になります。そういう人たちと話をしても、永遠に平行線で、話はかみ合いません。
 
 しかも、この事故の影響で、“下向き空中開花”の演目が
B・Tの演目から滅ぼされてしまった事で、見る者にとってのお楽しみが、減りました。マスコミの方にも、責任の一端はあると、わたしは思います。

 しかし、航空自衛隊が創設半世紀を迎えた今年。わたし・大鷲飛行隊長はこれからも、日本の空と平和と安全を守っている、航空自衛隊のF―15J・イーグル戦闘機、わたし達に夢と希望を与えるB・Tを、応援します。