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訓練開始直後に機影消失＝F15、墜落と断定―操縦者の捜索続く・空自
時事通信 7月5日(火)19時38分配信
東シナ海上空で訓練中に消息を絶った航空自衛隊のF15J戦闘機について、空自は5日、模擬空中戦の訓練開始から約1分後に、レーダーから機影が消失していたことを明らかにした。海上で機体の一部が見つかったことなどから、空自は同機が墜落したと断定した。空・海自は救難ヘリや護衛艦を那覇市の北西約185キロの現場海域に派遣。機体や操縦していた川久保裕二3佐（37）の捜索を続けた。
空自は原因究明に向けて事故調査委員会を設置し、一緒に訓練していた他機の操縦士からの聞き取り調査を始めた。緊急発進（スクランブル）を除き、F15を用いた訓練は当面見合わせる。
空自によると、模擬戦は計4機で行い、離陸から33分後の同日午前10時32分に開始。うち2機がペアになり、敵機に想定した各1機と3手に分かれて戦う形式で、事故機は敵機役だった。
訓練開始の合図とともに、2機の前方から事故機が高度を下げつつ飛び去ったが、機体から煙などは出ていなかった。事故機から訓練中止の合図が発せられ、レーダーから機影が消えたのは、その1分後だったという。 |
